我が子の夢がアイドルだと知った時

子どもがある日、親に打ち明けました。

「真剣にアイドルを目指して頑張りたい。」

子どもがそのように夢を伝えてきた時、どのような気持ちになるでしょうか。

知人からこの歌を紹介されました。

この歌を聞いて涙が出ました。

今までの自分の考えが、いかに間違っていたかに気づきました。

これまで自分が言ってきたことを後悔しました。

私はこの歌を何度も聞きましたが、何度も涙が出ました。

私は子供の夢がどんな夢だったとしても、本気で、真剣に、それを目指してがんばるなら、心から応援したいと今は思います。

いつまでたっても、将来やりたいことを見つけられないと心配していたところに、ようやくできた夢がアイドル。

夢が出来て良かったねと心から一緒に喜び合うことができるでしょうか。

そのような職業を真剣に目指したいという気持ちを心から応援したいと思えるでしょうか。

むしろ、応援するどころか、自分の夢や進路は、そんな夢物語ではなくて、もっと現実的に考えてほしい。

別の夢を探してほしい。

応援するどころか、そのように願ってしまうのではないでしょうか。

アイドル以外でも、例えば、Youtuber、F1ドライバー、プロスポーツ選手、プロ棋士、芸能人、宇宙飛行士などでも、同じように思うでしょう。

よほど美男子なら美女なら、よほど歌が上手なら、スポーツセンスが圧倒的なら、子供の頃から色々な大会で優勝するようだったら、相当なセンスを感じるなら、群を抜いてできるなら、そういうことならまだしも、もし、そうだったとしても、やはり反対する気持ちになると思います。

私が子どもの頃に、そういう職業を真剣に目指そうとしている同級生がいたら、その人を馬鹿にしたり、からかったりして笑い者にしていたかもしれません。

人が真剣に目指そうとしていることを、少なくとも、安易に否定するべきではない。

今はそう思います。


塾長 村木康太

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