城南宮のしだれ梅を見に行きました
圧巻の美しさで幸せな時間になりました。
梅の花は地味なイメージでしたが、城南宮の「しだれ梅」はとても綺麗だということで行ってきました。
入ってから出るまで、今私が見ているのは本当に梅で間違いないのだろうか、梅の花を見に来たのに別のコーナーに入ってしまったのではないかと思うくらい、初めて見る梅の美しさでした。
順路に沿って歩きながら梅を見ていくのですが、他に花見に来ていたたくさんの人達の写真撮影が止まりません。
ちょうど椿(つばき)の花が散るタイミングと重なっていたのですが、その散った椿との自然の調和には息を飲みました。
花の美しさがわからない人
子どもを花見に連れて行くと反応がいまいちだったりします。
こんな花の芸術を目の前にして、そんな淡白な感想なのかと残念な気持ちになることもあります。
ただ同じようなことは他の場所でもあることです。
例えば私が多いと感じるのは、博物館や美術館や日本庭園、クラシックコンサートなどです。
それらはどれも素晴らしいものであることに疑いの余地はないはずです。
しかし、実は私自身もその良さを感じられないことはよくあります。
せっかく見に行ったのに、どこが良いのかがわからないので、一生懸命良いところを探すのですが、最後まで多分これかなぁというくらいで終わってしまうこともあります。
良さを知る人から学ぶ
そんな時、それの良さを知る為にとても良い方法は、その良さを知っている人に聞くことです。
観光に行くと、ボランティアの案内ガイドの方がいらっしゃることがありますが、私は積極的に参加してお話を伺うようにしています。
案内ガイドの方は単にそのことについて詳しいというだけではなくて、それがとても大好きな人ということが多いです。
そんな人の説明を聞けば、それがどのようなものなのかだけではなくて、それの魅力まで伝えてもらえます。
そういった方から教えてもらいながら観光した場合、例えば建築物を見に行った時など、自分だけなら「ただの壁」のよう見えて通り過ぎていたようなものでも、その壁がどれほどすごい壁でどんな魅力があるのかを伝えてもらうと、その壁は私にとっても「魅力的な壁」に、時には「感動をする壁」にまで変わったりします。
今回の梅の花の素晴らしさは特に際立っているので、きっと多くの人が誰かに教えてもらわなくても感動するでしょう。
ただその感動も、新しい知識を得ることができたならより大きなものになります。
これは勉強も一緒で、子ども自身では気づけなかった学ぶことの喜びも、それが好きな人から教われば、それを知るきっかけになることも多いです。
私は学ぶことの楽しさを伝えることに挑戦することも講師である私の使命のひとつだと考えています。