マニュアルではやる気は引き出せない
「自分自身」として考えると想像しやすいと思います。
自分のやる気が出る方法ってどういうものがありますか?
勉強の話ででは、そのやる気が継続する必要もあります。
一時的にやる気が出るきっかけなら、例えば以下のようなものはあると思います。
ほめられたり、プレゼントをもらったり。
ほめられ続けると嬉しいです。
でもそのことで、例えば「嫌いで、やりたくなくて、苦痛で、大変な努力が必要なこと」を継続し続けるモチベーションを保ち続けられるかと言えば、それはなかなか難しいと思います。
時々、ほめる技術というような言葉を聞きますが、確かにその内容を見ると、同じほめることでも、こんなに上手にほめる方法があるんだなと思ったりしますが「ほめる目的を、勉強のやる気を継続させること」と考えた場合は、それらのどの方法もうまくいかないです。
仮に誰かが「村木をやる気にさせる方法」のような本を出版するというようなことをされたとしたら、私はそんなに単純ではないと嫌な気持ちになるでしょう。
やる気が出る為に必要な2つの要素
人はやる気が出る為には、次の2つの要素は必要だと思っています。
1つ目は、
自分に自信があること。
2つ目は、
やる気を持つきっかけです。
自分にはどうせ無理だ。
このように思っている状態で、
挑戦したい!やってみよう!
と思ってもらうことは難しいです。
また、自信があっても、何かきっかけが必要です。
ほめる目的は自信を持ってもらう為に
私は、ほめる目的については、やる気を引き出すことよりも、以下のように考えています。
ほめる目的は、
セルフイメージを高めて、自信をつけてもらう。
お子さんの中には、私の視点から見ると、勉強はとても良くできているのに、自分はだめだと思っている子は案外います。
ものすごくこれから伸びていきそうな結果が出ているのに、でもどうせだめだという気持ちが抜けない子がいます。
そういうお子さんには、積極的にほめたり、その子ができるタイプだということを事あるごとに伝えます。
その子が優れているということを証明するくらいの気持ちでしています。
自信のなさとか劣等感とか不安とか、そういうものはできるだけ取り除いてあげたいと常々考えています。
そして、
こう思ってもらえたら、挑戦してみようという気持ちになるスタート地点に立てます。
こういう気持ちになってもらえたら
自信を持ってもらえるチャンス!です。
何か良い結果を出して成功体験ができるように、小さな成果でも良いので、小さな努力でできることを用意して、その成果を積み重ねて、
確かな実感に変えていく
ための工夫をします。
自信をつけて、自分に対するネガティブなイメージがポジティブなイメージに変わってくれた時は本当に嬉しいです。
ほめる目的をやる気を出してもらうことのように思ってしていると、始めはうまくいくことも多いのですが、ほめているこちら側も、だんだんと手詰まり感が出てきやすいです。
でも、自信をつけてもらうという目的でほめるなら、ほめ続けることができます。
そしてそこから、
自分もテストで100点を取れるかもしれない。
成績で4や5を取れるかもしれない。
というような気持ちに繋がれば、
その気持ちが
やる気が生まれるきっかけ
になることもあります。
私が強いやる気を持てた時
塾長の私自身が目標にするあるべき姿
私が、あこがれられる目指したい存在に、ほめてもらいたい、認めてもらいたい存在になること。
私自身の全てに、あこがれてもらったり目指してもらったりするようにはなれなくても、何かの部分についてはそう思ってもらえるような存在になれれば、やる気を持ってもらえるきっかけになれると思います。
同じほめられるでも、この人にほめられてもあまりうれしくない。この人からほめられたらうれしいというのはあります。
お子さんにやる気になってもらう為に、これからも
自分に厳しく、毎日を成長の日々にできるようにこれからも努力していきます。